kimagureguren’s blog

現在は雑記です。自分の人生に責任をもつ練習中です。仕事を楽しむために工夫中です。

~剣(短剣)~ クリス

きまぐれぐれんです。

前回に引き続き、今回はクリスを描きました。剣の特徴は以下のとおりです。

クランク状に曲がった柄を持ち、独特の波状のうねりをもつ非対称の剣です。

斬りつけている時に刃に圧力を加えることが出来、斬られた傷口は縫合する事が

できません。武器の他に、精神性や神話の一部として必要とされた太古の刃です。

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     Adobe Illustratorにて、40分程度で制作しました。

以下、クリスの詳しい説明です。

 クリスは、インドネシアマレーシアブルネイタイ南部フィリピン南部で主に見られる、独特の非対称の短剣である。英語ではKrisないしKerisと表記される。武器であり霊的なものでもあるクリスは、幸運ないし悪運を持つもつ存在と考えられる。

2005年、インドネシアのクリスはユネスコ無形文化遺産(工芸)に登録された。

どのように生じたのかを確かめる事はできないが、クリスという言葉はジャワ語の起源を持つ。Kerisという言葉は、「刺す」や「貫通する」という意味の古いジャワ語のngerisから生じた可能性もある。Krisはこのジャワ語の英訳である。

クリスはもっと頻繁に使われる言葉だが、これは主に西洋世界に関係がある。晩年のBambang Harsrinuksmoによって書かれた「Ensiklopedi Keris(Keris Encyslopedia)」という題の、大衆向けのジャワ語の本によって例示されているように、短剣の原産地においてKerisという言葉は、もっと大衆的である。Kerisを好む収集家もいれば、Krisを好む収集家もいる。ヨーロッパの植民地開拓者によって使われた他の綴りとしては、crysecrisecrisscreeseが含まれる。

Krisは、フィリピン南部で発見されたモロ族のクリス刀と、フィリピン諸島の他の至る所で発見されたクリスダガーを区別するためにも大雑把に使われる。

クリスはクランク状に曲がった柄を持ち、それは刺し込む様な打撃の補助として役に立つ。同時に手首の強さのために、斬りつけている時に、刃に圧力を加えることが出来る。そのためクリスで斬られた傷口は縫合する事ができない。

クリスは柄の幅のある刃以外に、特別に手を保護するようなものが何も無い。そしてその刃が最小の保護を提供している。希なケースとして、クリスの刃は鍛造されたものであるかもしれず、刃の軸は、柄の軸に対して曲がっている。その意図は、自動的にうねを持った刃を得ることである。しかしこれはまずく作用し、武器を脆弱にしている。

クリスは毎日身につけられ、特別な式典において先祖伝来の家財と共に、連続した世代を通じて継承される刃である。武器の他に、精神性や神話の一部として必要とされた太古の刃を、年一度の掃除はしばしば使い古して、薄くする。

クリス (短剣) - Wikipediaより引用